【大学生必見!】教員採用試験合格後にしておくべきこと5選

教員採用試験や教員免許

教員採用試験試験に無事合格した後、「採用までに何をしておけば良いのだろう?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

この記事では、無事に採用試験を突破した皆さんに向けて、「採用までにしておくべきこと5選」として、自分自身の経験からお伝えします。自分自身「これをやっておけばよかった…」と感じていることも書きますので、ぜひ参考にしていただけるとありがたいです。

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勤務校や担当学年の決定はいつ?

採用までにしておくべきことについて考える前に、勤務校や担当学年が決定するのはいつになるのかなど、4月の勤務開始までの流れを確認しておきましょう。採用された都道府県などによって異なると思いますが、一つの参考としてお読みください。

勤務校決定は1〜2月が通常

勤務校が決定するのは、通常1月から2月辺りかと思います。私は、新卒の時と、地元の自治体を受験し直した時の2度経験しましたが、どちらもその時期でした。

勤務予定校の校長から電話がかかってくるというパターンが主かと思われます。私が採用された自治体の場合は、事前に「この日のこの時間」に電話をかけるから出られるようにしておいてほしいと指定されていました。

その電話で事前の打ち合わせの約束をして、約束した日時に実際に現地に赴いて打ち合わせを行うのが一般的です。

担当学年等は4月までわからないケースも

担当学年などが具体的にわかる時期については、正直言って

勤務予定校の校長次第

です。私の同期や周りの同僚に聞く限り、事前に知らされているケースはまれです。ちなみに私の場合は、

  • 学年は知らされず『担任を持つ可能性がある』と伝えられ、4月の赴任初日に『1年生担任』と伝えられる(新卒時、中学校への採用)
  • 『今の所、低学年担任の予定』と伝えられるも、4月の赴任初日に『5年生担任』と伝えられる(他県を受験し直した、小学校への採用)

という感じでした。「早く正確な情報を教えてもらって、それに向けて準備を進めていきたい」ところですが、なかなかそうはいきません。

このように、事前に自分が担当する学年等がわからない中で準備を進めることになります。その前提で、やるべき事について考えていきましょう。

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教員採用試験合格後にしておくべきこと

自動車運転免許をとる

まず第一に、「自動車運転免許をとる」ことはかなり重要です。

地方であれば、通勤や出張の際に自動車は必須と言っても過言ではないでしょう。また、首都圏の採用で通勤に車は必要ない場合もありますが、免許をとっておくに越したことはありません。仮に通勤で車を使わないとしても、働き始めればまとまった時間をとることが難しくなるため、採用後は免許の取得自体が難しくなります。採用地域に関わらず、自動車運転免許を取得しておくと良いでしょう。

教育系以外のアルバイトなどをする

教育系以外のアルバイトなどを積極的にやっておくと良いと思います。

なぜ教育系「以外」かというと、教員として働く以前に教育以外の視野を持っておくことが大切だからです。

私は大学が教育学部ではありません。そのため、友人も教員以外の職業に就いている人が多いです。そんな私は、教員として働いているとき、自分がこれまでに経験した教育以外の視点が役に立つことが多いと感じています。これは結果論ですが、教育学部以外で学んできたことが、結果として今の教育観に生かされていると感じます。

「学校」というフィールドしか知らないより、色々な視点を持っている方が子どもたちにより良い指導ができると思うのです。

ですからその手段の一つとして、教育に関係のないアルバイトなどを経験しておくのも良いと思います。人生経験の一つとして教育系以外のことに触れておくことは、これからの教員人生に生かされると思います。

また、今後の授業の時の雑談などで自身の経験を語ることができるのもメリットの一つです。

資格試験などで自身のスキルアップをする

せっかくある時間ですから、資格試験などスキルアップに使うのも良いでしょう。何でもいいとは思うのですが、学校現場にいる私から見て「このスキルいいな」と、思いつくものを紹介します。

英検やTOEICなどの英語資格

外国語(英語)の授業が小学校5、6年生で教科化されて授業時数が増えている中、英語ができる教員はとても重宝されます。特に英語に関しては、今小学校教員に求められている能力になってきていると言って良いでしょう。

英語が専門でなくても、職場での活躍の場が広がります。また、ALTと円滑なコミュニケーションができれば、子どもたちにより良い外国語の授業を提供できます。

漢検、数検の受験

漢検(日本漢字能力検定)や数検(実用数学技能検定)の受験も良いでしょう。これらは、その学力そのものが生かされるというより、自分が受験を経験していることにより児童生徒が受験する際にアドバイスしやすくなるというメリットがあります。

今も昔も、英検・数検・漢検の3試験は、多くの子どもたちが受験をしますから、それに対して的確にアドバイスできることは、児童生徒との信頼関係構築にも繋がります。

私は、数検準1級を取得しています。私の場合は、中学数学教員、小学校の算数科担当として勤務してきましたが、

  • 数学検定受験者に対して、実体験をもってアドバイスできる
  • 授業で扱う問題を、数検の過去問題を選択肢の一つとしてもつことができ、子どもの思考力向上に役立てることができる

というメリットをこれまでに感じてきました。もちろん、それだけのために受験する必要はありませんが、時間があるのであれば挑戦してみるのも良いのではないでしょうか?

Word,Excel検定やプログラミングなどのICTスキル向上

WordやExcel、プログラミング等のスキルアップも良いと思います。

教育のデジタル化が進む他、プログラミング教育も必修化している中、ICT活用能力はもはや必須です。私は多少プログラミング等の知識があるのですが、そんな私から見て、教員の世界は「プログラミングなどの情報系に疎い人が多い」気がします(あくまで主観ですが)。

これからの学校現場にICT人材は必ず必要ですから、スキルアップしておいて損はないでしょう。

投資や貯蓄などの「資産形成」について勉強する

大学生の場合には、4月から教員としてだけでなく社会人としてもスタートを切ることになります。社会人としてまず大切なのはお金の管理です。特に公立学校の教員は「公務員」ですから、莫大な収入を得るというということはありません。逆に言えば、安定した収入が保証されたともいえるでしょう。

そこで重要になるのが「資産形成」です。私自身は最近になってその重要性を感じ、慌てて勉強して実践していますが、「これを、働き始めた時からやっておけば…」とつくづく後悔します。初任給をもらうまでの5ヶ月間で資産形成などの知識をしっかりと勉強し、4月からコツコツ実践することをおすすめします。

最近話題の「金融教育」に教員としてどうアプローチしていくかということもいずれ必要になってくるでしょうから、その視点でもきちんと勉強しておいた方が良いと思います。

以下は、私が資産形成の勉強にオススメする書籍です。

バビロンの大富豪
金持ち父さん貧乏父さん
ジェイソン流お金の増やし方
本のタイトルをクリックすると、メルカリの商品検索画面に移動します。

人とたくさん関わりいろいろな視点を獲得する

教員に関わらず、仕事には楽しいことばかりではなく、ときには壁にぶち当たることもあります。ストレスだって溜まります。

そんなときに支えてくれる友人は、あなたの大切な財産です。私も何度も友人に助けられました。ですから、とにかく友人を大切にし、たくさん遊んでください。そして、働き始めてからもお互いに助け合えるような良好な関係でいることが、教員になってからのあなたを支えてくれるはずです。

また、たくさんの人とかかわり、いろいろな視点を獲得しましょう。私は、子どもたちが勉強する意味を「いろいろな考え方を学ぶため」と考えています。これは大人でも同じだと思っています。飲み会でも何かのセミナーでも何でもいいと思うので、いろいろな人と話す機会をとり、広い視点で物事を見られるようにすることも大切なのではないでしょうか。

「どうして勉強しないといけないの?」と聞かれたときの親の答え方
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まとめ

ここまで、教員採用試験合格後にやるべきこと5選として、

  • 自動車免許を取る
  • 教育系以外のアルバイトをする
  • 資格試験などで自身のスキルアップをする
  • 資産形成について勉強する
  • 人とたくさん関わりいろいろな視点を獲得する

を紹介してきました。教員採用試験への合格を果たした皆さんが、この記事を少しでも参考にしてできる限り良い形で4月を迎えられることを願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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