教員の働き方が問題視される中、学校現場の業務改善は急務です。
私はiPadを活用しています。iPadを活用することで、働き方改革につながっている実感があります。

iPadを、もっとたくさんの教員の方におすすめしたい!
この記事では、教員の皆さんに向けて、iPadをおすすめする理由と、働き方改革につながるiPad活用術について紹介していきます。
iPad活用は個人で進められる働き方改革の一つ
学校現場の働き方改革は、私が教員になってからの十数年のうちにだいぶ進んできた実感があります。しかし、まだまだ道半ばです。
組織的なシステム導入など、個人の努力ではどうしようもないこともありますが、働き方改革は個人で進めていくことも可能です。
その1つが、この記事で紹介するiPadの活用です。
iPadの活用は、広い意味でデジタル化です。デジタル化することで、あらゆる業務が効率化されます。文部科学省も校務のデジタル化を推進しています。文部科学省が推進する校務のデジタル化については、以下の記事をご覧ください。
また、以下の記事ではiPad活用に限らず、働き方改革に向けて個人でできる取組について紹介しています。もしよければ、合わせてこちらもお読みください。
教員にiPadをおすすめする理由
教材などの持ち運びに便利
iPadには、教材やメモなどたくさんの情報を取り込むことができます。
私はiPadを活用するようになってから、これまで別々で持ち歩いていた
- 算数の授業メモ
- 国語の授業メモ
- 社会の指導メモ
- 時間割表(週指導案簿)
- 会議資料
- 生徒指導用メモ
などを、iPad1つで持ち歩けるようになりました。
これは、軽くて楽になったのはもちろん、

しまった…!職員室に〇〇を置き忘れてきちゃった!

という場面が激減しました。業務に必要なものがiPadにほとんど入っているため、必要なときににすぐ取り出せるのが便利です。
iPhone と同期できる
iPhoneと同期できる点がおすすめです。
iPad を持ち歩いていないときにも必要な情報に気軽にアクセスできます。
校外学習等で学校外で何かメモが必要になった場合にも、iPadと同期している端末にメモしておけば、学校に戻ったときにiPadでそれを見ることができます。
日々の授業づくりのネタ集めにも最適です。
- 散歩中に、道端に生えている理科の教材になりそうな植物
- 社会科で扱ってみたい建物
- 算数で扱う”%”が表記されている道路標識
など、外出時にiPhoneでパッと撮影しておき、後にそれをiPadから参照し、授業で使うこともできます。
豊富なアプリケーションで授業での活用や業務効率化が可能
iPadはとにかくアプリケーションの数が豊富なのもおすすめする点です。
アプリを上手に活用すれば、授業での活用や業務改善につなげることができます。以下の記事は私がおすすめするiPadアプリを紹介しています。よければこちらも合わせてお読みください。
教員のiPad活用術
ここからは具体的なiPadの活用術を紹介していきます。
スケジュール管理
まず紹介するのは、スケジュール管理です。私は「Appleカレンダー」という、iPadやiphoneにはじめから入っているアプリを使っています。他にも「Googleカレンダー」なども有名ですね。各自が使いやすいアプリを選びましょう。

ここには、面談の日程や会議の予定、出張の時間や場所などを入力します。また、プライベートの予定なども全てここに書き込んでいます。昔、仕事とプライベートの手帳を分けていたことがあるのですが予定がダブルブッキングしてしまったことがあり、以降は統一をしました。
デジタル化したことによるメリットが大きいと実感しています。それは、iPhone との同期が可能という点です。
私はiPhoneユーザーなので、iPadで入力した内容が自動的にiPhoneと同期されます。スケジュール帳で管理している時は、手帳を持ち歩いていない時に予定を確認できず困ってしまうことがあります。
それに対して、スマートフォンは基本的にいつでも持ち歩いていますからそのような困り事はありません。
時間割の管理と時数計算
時間割の管理と時数計算をiPad で行うことができます。週指導案簿を手書きで書いている方は多いと思いますが、その場合時数計算がとても面倒です。アプリ上で週案を管理することで、時数計算が完全自動化されます。
私は、T Scheduleというアプリを使って管理しています。

上の画像は小学校での活用をイメージしたサンプルです。各教科をこのように入力すれば、教科ごとの実施時数などが自動的に計算されます。また、教科名は自由に変更できるので、教科名でなく「◯年◯組」のように変えれば、中学校教員が各クラス毎の実施時数を把握するのにも活用できます。
この、授業時数を自動で計算してくれる点が、このアプリを使う最大のメリットであると私は考えています。

毎週時間割通りに授業を行っていれば特に問題ないはずですが、学校行事等によりなかなか時間割通りにいかないことも多い現場。そんな中、学期末や年度末に教務や教頭に時数報告が必要…なんて学校も多いと思います。
忙しい業務をこなす中、報告時期になって週案を開いて電卓で計算…という周りの教員を多く見てきました。私も過去にそれをやっていましたが、なんとも無駄な時間だと感じます。

iPadアプリを使うことで、学期ごとや年間の時数計算などが瞬時に可能となり、かなりの業務改善につながります。
リマインダーでタスク管理
iPadにはじめから入っている「Appleリマインダー」というアプリをタスク管理に使います。
やるべき仕事(タスク)をリストアップし、優先順位を考えてその日行う業務を管理すると、その日にやるべきことが視覚化され、優先順位がはっきりします。
これはアナログの手帳でも十分効果はあるのですが、「リマインダー」アプリでやることのメリットは、設定した日付を変更できることです。

その日のタスクとして設定していたものを次の日に変更したり、逆に先に設定していたタスクを前倒ししたい時などに簡単に日付を変更できます。手帳に書き込んでいる場合には、消して書き直すなどの面倒があります。また、リマインダーアプリの場合には、期日を過ぎたタスクを一番上部に表示してくれるのでタスクをやり忘れる心配が減ります。
また、Appleカレンダーと同様にiPhone との同期が可能という点も魅力の一つです。
あらゆるメモをiPadに
私は、GoodNotesというアプリを使って、あらゆるメモをiPadにしています。

iPadさえ持ち歩いていれば、いつでも取り出してメモすることができます。
また、メモするだけでなく、いつでもそのメモを見たいときに参照出来ることもポイントです。

あれ?あのメモ、どこにやったっけ?
のように、メモしたものや置き場所がわからず困ってしまうことが激減します。

授業用のメモもiPadに
授業用のメモもiPadで管理できます。私は「Goodnotes6」というアプリを使っています。
以下は、私が実際にiPad上にメモしている授業メモのサンプル画像です。

どのようにして上の画像のような授業づくりをしていくかについては、以下の記事で詳しく書いています。
授業準備のデータは経験を重ねていくごとにどんどん蓄積されていきます。それらをiPad一つでコンパクトに管理しておくと、いつでも過去のデータを参照できます。
私は過去ずっとルーズリーフを使ってきましたが、ルーズリーフに残したデータはすべて写真データとしてiPad(GoodNotes)に取り込みました。
紙の資料をデータ化して整理
研修会などで配付される資料はは紙で配付されることが多く、そのたびに紙の資料が溜まっていくことにストレスを感じていました。

それを解決してくれるのがiPadです。もらった資料を写真にとって保管すれば、紙の資料をデータ化することができスッキリ整理できます。ちなみに私は、書類の整理に「Goodnotes 6」というアプリを活用しています。
最近では、このようにiPadを活用する方が増えてきたせいか、はじめからデータで配付されることも多くなってきました。印刷時間を考えると、お互いの業務改善につながると思います。
写真や動画で技術指導
iPadでは、写真や動画で技術指導ができます。「BLINGR Sports」や「Coach’s Eye」などのアプリがあります。
画像引用元:BLINGR Sportsホームページ
細かい運動動作の確認や比較ができるため、体育の授業などで活用できます。部活動顧問の技術指導などにもおすすめです。その場でプレーを動画撮影して、その子に見せながら技術指導できます。撮影した動画をコマ送りで再生したり、2画面表示にして比較できたりすることもできます。
画像引用元:BLINGR Sportsホームページ
個人の取り組みをいかに職場全体に伝えていくかが大事
この記事では、教員の皆さんにiPadをおすすめする理由と活用法について書いてきました。これらは、日頃から私自身が実践して効果を感じているものです。
ここまでの取り組みを個人で続けた上で、
個人での取り組みをいかにして職場全体に伝えていくか
という点についても考えていく必要があります。
iPad活用などを積極的に周りに広め、互いにアイデアを出し合いながら皆で業務効率化や働き方改革を進めていく必要があるのではないでしょうか。

この記事を読んだ皆さんが、周りの教員の方にもにiPadを広めてくださるといいなと思っています。

その際には、ぜひこのブログ記事も一緒に広めてくれると嬉しいです!
もし、私が紹介したものよりも良い方法などがありましたら、お問い合わせフォームやXへの投稿などで是非教えてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。







